ElMundoPequeño

Un mundo pequeño

20代ゆとりが8年越しにアルゼンチン移住し赤裸々に綴る。本当に世界は小さい。

アルゼンチンらしさを楽しめる12のレストラン

Hola!

ニュースを読んでたらこんな記事を発見。
これはやっておかないと…!

 

Los 12 restaurantes de Buenos Aires elegidos por Netflix para un recorrido gastronómico bien argentino

Netflixが選ぶ、アルゼンチンの美食を楽しめる12のブエノスアイレスのレストラン

Vernos representados en la pantalla suele ser complicado. Demasiado asado, exceso de bombachas de campo y zapatos de tango que dicen mucho sobre Buenos Aires pero no dicen todo. Así que las expectativas estaban altas cuandoNetflix estrenó hace dos semanas un capítulo porteño de la serie documental Somebody Feed Phil que muestra a una ciudad a partir de su comida. Sin dar demasiados rodeos, hay que decirlo: la mostraron muy bien.

画面に映るアルゼンチンのイメージというのは少しわからない。アサード、田舎風ズボン(ボンバーチャ)やタンゴの靴はブエノスアイレスを表現するというが、皆がそうではない。そんな高い期待はネットフリックス上にあるドラマSomebody Feed Phil(腹ぺこフィルのグルメ旅)がその街のローカルフードを紹介する番組が2週間前にブエノスアイレス編で放送された。遠回しに言わなくてもその番組の出来栄えは十分だ。

 

 

なんか、このLa Nacion紙の記事を書いた人はこの主人公をかなりべた褒めしているので、割愛します(笑)

でもこのドラマは食べ物じゃなくて現地の生活にも密着している様子。
仕事の昼休みにちょいとみてみようかなー(はい、見ました)

メニューも現地の言葉でできるだけ探しましたので、おなじものが食べたい場合は参考にどうぞ。

料金は2018年の料金になります。
料金は常に変動しますので、参考程度にご覧ください。

 

参考

参考にしたLa Nacion紙の記事はこちら。
スペイン語で読みたい方はどうぞ!
www.lanacion.com.ar

なんか書き出してみたらそんなに書いてあることがないので、ベースをこの記事にして紹介します。

上の記事と比べたら私、La Nacion紙で記者できそうだわー。
むしろネタバレ。

El Obrero 大衆食堂

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ボカ地区に位置するボデゴン・レストラン。
ボデゴンBodegon とはいわゆる下町情緒漂う公衆食堂。
だいたいこの類のレストラン系は料理はおいしい、ボリューム満点、安い!のでもっぱら上品な高級レストランよりこういうローカルレストランに足を運ぶのはお勧めですね。

Obreroは労働という意味。ローカルな味を味わえます。

そしてここのシェフ、Soledad Nardelliはかなり有名みたい!

食べた料理
El revuelto gramajo  レブエルト・グラマホ
Calamares fritos イカフライ
Panqueue de dulce de leche クレープ風パンケーキ

El revuelto gramajo  レブエルト・グラマホ はハムと卵とフライドポテトをスクランブルエッグ上に炒めた料理。
港近くの食堂にしかないメニューだそうで。(本当か?)昔は労働者が食べるローカルフードだったようです。
お金も時間もないから手っ取り早くカロリー摂取できる料理がコレ、ってこと。

暖かいデザートにアイスクリームは私も大好き♡

場所はここ

Los Galgos バー

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los galgos

ロス・ガルゴスは本当に素敵…!
お勧めの場所ですので一度前を通ってみるのも…

ちなみに、ロス・ガルゴスは日本語でスパニッシュ・グレイハウンドで、今日本でも流行りのイタグレの大きい版。
たまに優雅に歩いていると目を引きます…
アルゼンチンでは専らドックレースとして有名な犬種です。

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そうなんです、tipico Bar Porteño 典型的なブエノスアイレスにあるようなバーなんですよ。

飲んだカクテル
Negroni ネグローニ (ジン・カンパリ・スイートモルベット)

おつまみ
Lengua a la Vinagreta
Matambre arollado casero con ensalad rusa
Tortilla español

そしてアルゼンチンの生活時間に主人公戸惑い気味。
夕飯が9時から10時で、朝は7時起き。
夜はナイトクラブで踊ることもあるアルゼンチンの人々。
そんなアクティブな人もいる、アルゼンチンは元気なんです。

https://www.facebook.com/LosGalgosBarNotable/

場所はここ

Chori チョリパン

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ちょり

チョリパン専門店

チョリパンChoripan とは チョリソー(Choriso・ソーセージ)とパン(Pan)をリモコン(リモートコントローラー)のように省略した代表的な屋台ローカルフード。いわゆるホットドックですけど、ホットドッグよりおいしいし、何よりボリューミー!

ドラマ上だとバーベキューやサッカー観戦で食べるって書いてありますけど、私のいい思い出にナイトクラブで踊りつくした翌朝のチョリパンが一番おいしかったです。

豚肉のソーセージ(チョリソー)
調味料はチミチュリソースまたはサルサ・クリオージャ

食べた料理
Cerdo Clasico チョリパンクラシック
Cerdo Ahumado スモークチョリパン
Invitado los Hermanos Jabalí  イノシシ肉チョリパン

すべて130ペソほどで食べれるようです。

https://www.facebook.com/Xchorix/

場所はここ

Perón Perón アルゼンチン料理

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peron peron con su dueño

ここのシェフであるは1940年から1950年と70年代の元大統領ペロンを信仰信棒しているそうで。
主人公は「ペロンというと革命的だが独裁者の顔も持っているだろう?」と。
そこで少しアルゼンチンの政治の話に。

シェフ曰く。
「アルゼンチンは昔から少数の独裁者か軍か協会がアルゼンチン政治を支配していた。
しかし、ペロンはそれを打ち崩し労働者の地位を上げた張本人なのである。その彼のおかげで現在のアルゼンチンの医療・教育無償制度が確立したのだ。
また、ペロンのファーストレディーでもあったエビータ(エバ・ペロン)を中心に女性の政治参加を促したり、労働者の休日の確保などの制度を作っていった。
だからペロンは独裁者じゃなよ!」

「でも、本とか読むと反ペロンの人々は逮捕されたり刑務所に入れられたりしたんだろう?」

「おっと、エンパナーダが来たから、政治の話はおしまいだ♪」

うん、外国人に話せば長い内容になるし今でも面倒な話だからエンパナーダで切ったのが賢いわ。

エンパナーダは「振る」そうです。知らなかった!
こちらは揚げエンパナーダでしたね、脂っこいけどおいしいのよね。

食べた料理
揚げエンパナーダ
Pacù a la parilla para Dos パク―(ピラニア) $450 
なんと、男性のアレに向かって噛みつくようで、歯も人間のようだと…ほぅ…
Bife de choriso ローストステーキ

https://www.facebook.com/PeronPeronOficial/

 

 

Narda Comedor 創作料理

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Narda dueña

こちらのナルダさんはテレビでも有名な方だそうです。
何といってもお肉じゃな無くて、サラダ、だそうです。

食べた料理
白菜のサラダ ensalada de Hakusai 
豆腐 Tohu 
お肉
フルーツサラダ
チョコレートケーキ

www.instagram.com

場所はここ

 

Mishiguene ユダヤ料理

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Mishiguene

ユダヤ人も多いアルゼンチン、ここでは(現代風)ユダヤ料理をいただけるそうです。
クレイジーといういみだそうで。

主人公はそれ以上に第二次世界大戦後にナチスが来ているのにアルゼンチンのユダヤ人口が南米最大なんだよね?!と。

食べた料理
ゲフィルテフィッシュ Guefilte Fish
パストラミ

MISHIGUENE

メニュー:

http://www.mishiguene.com/pdf/mishiguene_noche.pdf

場所はここ

 

Tegui 創作料理

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Tegui entrada

シェフはかなりの個性はらしいことはよくわかりました。
彼の料理にはいつも果物が何かしら入っているそうで。かわいい。

かなりの高級レストランですね、ここ。私は一生入ることのない場所…

食べた料理
焼きカキと緑のいちご(熟してないいちご)
乾燥ドゥルセ・デ・レチェと7つの穀物アイス
 →なにそれ?!

 場所はここ

 

El Ombú アサード(肉)

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El ombú asador

San Antonio de Arecoにあるレストラン。
まず、ここではアルゼンチンカウボーイであるガウチョツアーができる場所としても観光地として有名ですね。

私は違う場所だったと思いますが、乗馬やガウチョ文化を体験できるいい経験になりました。
本当にガウチョ文化にはいろいろなものがあります。
このブログでは語りきれないくらい…もう少し勉強したらさらにお伝えしていきます。
時間とスペイン語能力、お金をくださーい!

主人公は世界一のバーベキューであるアサードを堪能します。

アサードは本当にシンプルな料理だとシェフのフェリシタスは言います。
「肉に塩をかけて屋外の炭火で焼くの」
じっくり何時間もかけて焼くアサードは外はパリッと中はジューシーで炭と煙のいいにおいがします。

アルゼンチン人の好みの焼き加減は「ウェルダン、cocido(コシード)」
私はいつもレア、フゴッソでおねがいしています。

Jugoso(フゴッソ)  レア
A punto(ア・プント) ミディアム
cocido(コシード) ウェルダン

ガウチョの服、ナイフ、ガトなども紹介。
小さな子がフットステップを踊るのは圧巻!

食べたもの
アサード

 場所はここ

 

 

Cucina Paradiso パスタ

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Cucina pasta

アルゼンチン、ブエノスアイレスは半数以上がイタリア系。
なのに本場イタリア料理がないそうだ…って、ないというより、家庭料理がアレンジされて独自の文化が発展したんだと思ってんだけど…

食べた料理
Agnolotti con el Plin アニョロッティ・コン・エル・プリン
ラム肉入りの具入りパスタ

www.cucinaparadiso.com

 場所はここ

 

La Muzzeta ピザ

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Fugazzetta

80年も昔からある昔ながらでローカルなピザ屋さん、私の好きなフガセッタができた場所。
アルゼンチンピザの種類は過去記事からどうぞ。

ponjargentina.hatenablog.com

チーズの量やトマトソースのないことに主人公は驚きの様子。
ピザに使うようじゃない包丁の大きさにもびっくり。

まさかの手づかみで食べちゃいました!

待って、アルゼンチンのピザってチーズマジでこぼれるからナイフとフォーク使うのよ…!
それじゃぁ、せっかくのチーズがみーんな落ちちゃう…
お店のローカルなお客さん、「この外人、変な外人」って目で見てる…!!!

それに、ナプキンは、あれでいいんです、ごちゃごちゃ外人が言うことないのに―!

食べた料理
フガセッタ 

https://www.facebook.com/pizzeria.lamezzetta/

場所はここ

 

Nola フライドチキン

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Nola pollo frito

チキンフライ専門店のご様子。
ニューオリンズから移住してきた女性が店主です。

食べた料理
Pollo fritos フライドチキン $140
Sandwich Classico フライドチキンサンドイッチ $130

NOLA

場所はここ

 

Don Julio パリジャーダ(肉)

アルゼンチン国内で1位のステーキハウス、レストラン総合部門でも2位の堂々たるレストラン。
世界名レストラン100店のうち55店目にも入っているほど。

食べた料理
Mollejas シビレ(ホルモン)
Bife de Costilla con Lomo $433
Asado de tira  $549
Ojo de bife  $311

Parrilla Don Julio

場所はここ

 

家庭で食べるアサード

最後にロス・ガルゴスの店主であるフリアンの家でアサードパーティー。

私も一番おいしいお肉って、なんだかんだお酒を飲みながらくだらない話をしながら肉を食べるのが一番おいしかったり。

家でのアサードでもちゃんとアサドールという人が肉を焼く。
たいていは男性のお仕事で、女性はサラダなど作っておく。

本当のアサードは昼から夜2時まで続くっていうのもあながち間違っていないよね。

私の寮では友人たちとお肉を割り勘して冬休みや夏休み前にアサードパーティーをしたなぁ。

ドラマに出てくる観光地

レコレタ墓地

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cementerio de recoleta

世界一美しいとされる墓地
主人公はまるで公園のようだと、美しさを体感。
レコレタ墓地にはアルゼンチンのノーベル賞受賞者の著名人や大統領などをはじめとした多くの文化人が眠っている。

その一人でもエバ・ペロンは言うまでもないでしょう。
これを読んでいる人はきっとわかると思うので省略~

で、そんなレコレタ墓地。なーんともいえない話が。

「その扉を開けている女性は19歳の誕生日にベットの中で亡くなり、埋葬された。翌日棺桶を開けるとひっかいた跡があった。つまり生き埋めにされちゃった女性の墓」

そのほかにも、カリル氏は浪費癖のある奥さんに全財産を使われてしまったそうで。借金を肩代わりしないと公開状を書かれた奥さんはもちろん激怒して30年間夫と口を利かなかったそうです。そしてなんとお墓でも向かい合うことを拒否したそうで。

主人公はこれを「永遠なる憎悪の象徴だ」と。

まぁ血の気が多い典型的なアルゼンチン人の様子だな…

サンテルモ

サンテルモ市場をのぞいてますね。
あと、蚤の市も。

タンゴレッスン:Bailar Tango Catedral

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Catedral

https://www.facebook.com/LA-CATEDRAL-CLUB-118477378190528/

歩ければ踊れる、まさにその通り(笑)
始めてタンゴを踊る男性ってだいたい腰が引けているよね。

ここのタンゴサロンは若者ウケのいいタンゴサロンだそうで。

 

サン・アントニオ・デ・アレコ San Antonio de Areco

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los gauchos



ブエノスアイレス首都より北西に位置する小さな田舎町。
ガウチョ文化を楽しめるツアーが盛りだくさんで、乗馬やショーなどを楽しめます。

アルゼンチンに来たらぜひ一日ガウチョ文化を楽しむのをおすすめします。

主人公はガウチョ衣装を身にまとって乗馬、牛追いまでしちゃって、いいなー!

 

www.sanantoniodeareco.com

ドラマを見てみた感想

出だしが糞だな、って思った瞬間の音楽がかわいい(笑)
それに、ドゥルセ・デ・レチェは瓶詰をあげましょうね。

porteño means people loves portだって。しゃれてるぅ~

ところどころ人種差別じゃないけど、アルゼンチン、フーン、アメリカ?イギリスに負けるよね、ってところが鼻に着くーー!

「イタリア風にスクーターで行くよ、ユダヤ人女性に声を掛けよう、」のジョークもあんまりだけど、うまい具合にアルゼンチンを言い表してちょっと面白かった…

でもスクーターは本当にアルゼンチンの道路じゃ危ないよぉー真似しないでね。

このドラマで一番残念なのはやっぱりピザのところでしょうか。
チーズがたくさんなのが魅力で、アメリカのピザのようにペラペラしないのがいいんですよ!
そしてナプキンも!
ああいうナプキンは商業化してないピザだからこそ、もう、地元のいいところを悪く言わないでほしいわ!

 そんなかんなで外国人目線で見れるブエノスアイレス、アルゼンチン。
料理の種類や好みは別として、遊びに行く目明日になっていいかもしれない!