ElMundoPequeño

Un mundo pequeño

20代ゆとりが8年越しにアルゼンチン移住し赤裸々に綴る。本当に世界は小さい。

アルゼンチンでの男女平等とは

Hola!

今日こんな記事を見ました。

www.lanacion.com.ar

ティグレの小学校で初めて男女混合トイレが設立された。

ん?

男女混合トイレって…

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アルゼンチンの男女混合トイレ

そうなんですよ、男性も女性も同じトイレに入ることです。

つまり、お家のトイレではお父さんも息子も、お母さんもお嬢さんも、兄弟、姉妹、みんなが使いますね。

それが公共の場でも起こる、ということです。

ただ、それが他人。

そしてたくさんトイレがある。

公共トイレが「男性用」「女性用」とくくりがないことです。

それがいいことなのか、悪いことなのか、私にはわかりかねます。

しかも、今。

アルゼンチンの中絶問題

アルゼンチンでは中絶を違憲としない法律を可決するか大きな議論になってます。

アルゼンチンはキリスト教=中絶は絶対にしてはいけないこと。

いかなる理由があってもです。

つい最近5年ぐらい前でしょうか。

中絶は性暴力を受けた際、それが実際にあったのかなどの調査をした上では可能だと法律が変わりました。

そして、今。

この「性暴力を受けた証明」が難しいうえ、貧困層での避妊知識や情報の少なさから、

若いお母さんが増え続けている、社会問題としてもとらえられています。

アルゼンチンは避妊に関してとても寛大です。

私の知る限りですが、

病院に行けば避妊具(コンドーム)・避妊薬(緊急ピルまたは低用量ピル)を無料で配布しているそうです。

希望があれば、「避妊チップ」などという、避妊のためのチップで腕に埋め込みます。このチップは3年ほど効果があるそうで、

男女ともに若く、妊娠するつもりがない人に「希望」で埋め込むそうです。

なんか、犬の登録チップみたい。

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Ministerio de Salud de la Nación presenta nuevo anticonceptivo destinado a adolescentes

こちらはアルゼンチンの健康省によるページ。

より詳しく書いてあります。

 

こんな状況下での男女混合トイレって。

大丈夫なのかなぁ。

現地の人の反応

ちなみに現地の人の反応は下記の通り。

否定的な意見が多い様子。

私はいいと思うよ。でもやっぱりその反対の気持ちがあるのは申し訳ない。もし、私がそこの学生ならば絶対にそのトイレは使わない。とっても怖いし、居心地も悪い。ちょっとのトイレもできないと思う。

ロマンスと誘惑の終わり。

きもい。

これには反対。ただでさえ、今は10代の妊娠について社会問題になっているのに、男女混合トイレで「なにか」が起きたら、誰がその子を守るんだ?

男性陣かわいそうに…(男性陣なんて言ってごめんなさい)ゴミ箱に血だらけのナプキンを見なきゃいけなくなるのね。女性陣かわいそうに…(女性陣なんて言ってごめんなさい)トイレのフタや便座が(小便で)濡れてしまっているのね。でも仕方ないわ、sそれを含めて、(男女混合トイレ)だもの。

そのための中絶合法化でしょうに!

本当に何人かの女性は男性が周りにいる中、ゆっくり用を足すことができるのだろうか。それが本当の平等なのか?

男女混合トイレについてはいいと思うわ。でも男性がいる男女混合トイレで私一人(女性)で用を足すとなれば不安になったり、パニックになるかもしれない。どうかそんな状況下にならないように祈るわ。

 

実際に使ったことのある人の意見もききたいなぁ。

結構意訳ですいません。

 

日本で遭遇する男女混合トイレの日本人の反応

参考程度に見つけちゃった記事です。

やっぱり嫌と思う方は多いのですね。

カフェや居酒屋などで遭遇しがちな“男女共用”のトイレ。使用中なのでドアの外で待っていたら、出てきたのは異性…。この瞬間、ちょっとした気まずさを感じる人も少なくないはず。悪いことをしているわけでもないのに、あの微妙な空気は何なのでしょうか?

そこで、このような「男女共用トイレで異性が出てきた時に感じるホンネ」を男女別で調べてみました。

 

男女兼用トイレから異性が出てきたら使いたくない

男性:21.5%

女性:64.1%

異性が使用した後のトイレを使いたくない。そう考えたことがある女性は、男性の実に約3倍ということが判明しました。

 

sirabee.com

 

実は筆者も経験済み

私も実はこのシステム体験済みです。

ちなみに筆者は女性です。

なので女性目線でお話ししますのでもし、不快に思われましたら申し訳ありません。

 

私は留学先のラ・プラタ国立大学のジャーナリズム・社会コミュニケーション学科で経験しました。当時22歳だったはず。

どこぞの発展途上国だよ?!って思いましたがなーんとなく納得。

ジェンダーレスのための男女混合トイレなんだとクラスメイトが教えてくれました。

私は特にLGBTの人たちには偏見がないと思っています。(ゲイもレズもバイもともに友人がいます、しかも日本とアルゼンチン両国)

だから彼らが自由に気兼ねなく使えることは大事だと思います。

でもやっぱりだからと言って慣れません。ごめんなさい。

女性の月ものの時なんか、バリバリはがせないじゃん!って感じで(笑)

隣がゲイならいいですけど、ストレートの男性って女性の月もののこと本当にわかってんの?なんて疑問にも思っちゃいます。

郷に入っては郷に従えっていいますけど、

やっぱり今まで染みついちゃった印象はぬぐえず、

できる限り入らないようにはしていました。

隣で男性がいると思うと、ちょっと不安でした。

今まで女性だけの空間に慣れすぎてしまったのもありますよね。

男性偏見っぽくってごめんなさい。

でもだからお互いの体のこと、知らなければ、お互い理解ができないわけで。

ただでさえ、女性、男性それぞれに自分でさえ「わからない」ことがあってもおかしくないのに。

確かに、隣に男性のいるトイレで性暴力が起きないのか、と言われればNOとはっきり言えないでしょうに。

もしかしたら、女性に襲われる男性もいるかもしれない。

それぞれを考えたらどうするんだろう。