今日のアルゼンチン 5月23日(水曜日)
Hola!
ここ最近いろいろでアルゼンチン状況をどのようにまとめるのかすら、悩んでしまいます。
とりあえず今日や近日中に起こった内容をまとめようかと思います。
覚書程度でまずはアルゼンチンでは実際にどんなことが起こっていのかなー、程度で、
詳しいのはスペイン語のメディアを参考にしてください。
とりあえず、今現在アルゼンチンで目立ったニュース、
そのニュースによってストライキが起きている状況です。
ちなみに、アルゼンチンの政治状況を理解するのはかなり難しいです。
それぞれがいいとこだけを切って足の取り合いをしているので実際に判断するのが難しい、ということです。
それが国会や政治の中でも起きているのでなおさら。
アルゼンチンだけではないですが、反政府側や政府側の両方の意見を聞くことって大事です。まして私みたいな「外国人」は特に。
年金支給金額の値下げに伴う改革
これは2018年2月ごろから話題になっていますが、政府の支出を抑えるため、国の借金返済のために年金支給金額を値下げする内容が主になっています。
これに関しては主に年金受給者やその家族が反対しましたが、
結局政府・国会によって可決されましたね。
日本と違ってアルゼンチンの年金制度は結構弱いので、もらえるだけいいけどそれで生活はできないお金です。
日本もそうですけどどこの国でも年金問題は絶えません。
キーワード
jubilacion
reforma jubilacion
公共料金の値上げ
公共料金=ガス・水道・電気の値上げ。
生きるために必要なインフラが値上げなのでかなり生活にダメージを与えます。
いくつかの家では払いきれないほどの請求が来ることも。
アルゼンチンではこれから冬です。日本同様(雪は降りませんが)寒いのでガスや電気代の値上げは痛いものです。
キーワード
tarifaso
IMFへの援助要請
アルゼンチンではIMFをFMI といいます。
ドル高、ペソ安
私が移住してから8ペソほど上昇。
来週には1ドル26ペソになるかもしれませんね。
インフレ
この、ドル高・ペソ安でインフレも激しく物価上昇中です。
これは公共料金の値上げや公共交通機関の値上げも影響してます。
公共交通機関の値上げ
バス料金が6.50ペソから9.50ペソに。
また6月には11.50ペソの値上げを予定。
地下鉄では7.50ペソを12.50ペソへ値上げ予定だったのが、現在いまだに7.50ペソ。
そのためか、昨日は地下鉄全線でデモがありました。
これにはちょっと、不安です。
#NoAlTarifazo (@PreciosCuidados) on Twitter
各企業におけるストライキ・パロ
地下鉄だけではなく、Uber反対のタクシー組合デモ・バイク運転手におけるデモが各地で昨日はありました。
地下鉄のデモでは警察まで出動したそうで。
地下鉄従業員・組合員の16人ほどが逮捕されたそうです。
そしてこんなニュースまで。
「ブエノスアイレス市役所はストライキ・デモを起こした従業員はリストラすると脅迫した」
Conflicto en el subte: el gobierno porteño amenaza con despidos como consecuencia del paro https://t.co/LLAzcOowNd pic.twitter.com/9e4MiGk1Nv
— LA NACION (@LANACION) 2018年5月23日
日本の労働法でもこんなのは違法です。
どうしたものか、アルゼンチン。
こういう状況を見るとアルゼンチンの軍事政権を思い出してしまいます。
あのようなことが起こりませんように。
今日は教師ストライキ・デモです。
アルゼンチンでは教師は「公務員」です。しかし、国に勤めていながら賃金がインフレに伴わないための値上げデモですね。
基本的には賃金値上げデモですが、今回はいくつかの大学で大学修了課程が認可されないという大学生にとって悪夢な状況もあるようで。
アルゼンチンの小学校では白いエプロンを付けて学校に行きます。先生たちもそうです。
今回のデモには多くの白いエプロンをつけた「先生たち」がデモ活動を行っています。
#MarchaFederalEducativa
— Solo Tránsito↗ (@solotransito) 2018年5月23日
Marcha desde #Avellaneda hacia Capital Federal. pic.twitter.com/RUqsfbnlK2 via @AvellanedaReal
また、国会議事堂の前では労働者のデモもあるみたいです。
今日も国会議事堂周辺は閉鎖されるかもしれませんね。
Zona Congreso con manifestantes; Trabajadores de #CrestaRoja. pic.twitter.com/k1S5WZB9Nd via @PTSarg
— Solo Tránsito↗ (@solotransito) 2018年5月23日
デモの日の過ごし方
デモの日は何事もうまくは行きません。
いつもよりお店が閉まっていたり、仕事も滞ります。
なのでそれこそ、「不必要な外出は控えてください」
それもで外出しなければならない場合は
・デモの状況を確認→どこで起きているのか把握します。
・公共交通機関は動いているのか
・動いていない場合どうやって行くのか。
・帰りのことも視野に入れて、できるだけラッシュにかぶらないように。
私の場合は仕事でオフィスに行かなければなりません。
その場合、デモの状況をツイッターやラジオで確認。
デモの状況や交通機関情報を確認するのにおすすめのツイッター
Solo Tránsito↗ (@solotransito) on Twitter
BA Tránsito (@batransito) on Twitter
BA Subte (@basubte) on Twitter
ちなみにデモ(行進)は Marcha マルチャ
ストライキは Paro パロ と言います。
これが就業時間まで続くようであればバスや地下鉄が動いているか確認します。
バスが動いてなければ、地下鉄で、地下鉄が動いてなければバスで帰ります。
また、昨日のように地下鉄前線が動いていない場合、普段地下鉄で移動している人がバスを使用しますので、大混雑します。
それに加えて、タクシーもデモで動いてないので普段タクシーを使って帰っている人にはストレスフルでしょうに。
Uberも反対運動されているにも関わらずタクシーが動いてないので稼ぎ時だったと思います。
その場合は各停留所を確認してどのぐらいの人が待っているのか、バスはどのくらいの込み具合なのか確認し、
最寄りの停留所で乗るのか、始発で乗るのか判断します。
幸いなことにオフィスは始発の停留所の近くですので、余計に9ペソ払って、座って帰ります。
だいたいこういう状況になると、いつも以上の時間がかかります。
2倍、3倍、と時間がかかります。知り合いは郊外に住んでいますが普段2時間のところが昨日は18時に就業、家に着いたのは23時だったそうです。
日本の地震後の帰宅難民とおなじようなもんですね。
みんな口をそろえて
「un pasito mas por favor! todo mundo quieren volver a su casa!」
「もうちょっと詰めてくれ!みんな家に帰りたいんだ!」とバスの出入り口から叫ばれます。
酷いときは乱闘やバスを叩く人もいますので、そういう場合は少しでもドア付近にいるのではなく、通路などの安全な場所が一番でしょう。
私はもちろん、座って…ですが。
絶対混雑して運転の荒いバスの中立って、2時間は私には無理です。