アルゼンチン・ブエノスアイレスへ観光を考えている方へ
Hola!
今日はもう題名からわかりやすいですが、
アルゼンチンに、ブエノスアイレスに観光をしようと思ってくる日本人向けに
日系の観光代理店で働いていた経験を生かして
いくつかご紹介とご提案をしようと思います。
広大なアルゼンチン、どんなところが主要スポットなのかよくわからない!
どの地域では氷河がみられるの?
こんな予定で旅行に行けるかな…
観光前の参考程度に見ていただけたらと思います。
*ちなみに免許または許可書なしでの
ガイドや観光案内の斡旋、観光ツアー代理での予約等などは
アルゼンチン、ブエノスアイレス政府での観光業務違反になりかねますので
El Mundo Pequeñoではそのような内容の業務を受け付けることができません。
ご旅行プランのご相談等は受け付けております!
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
アルゼンチンの観光
アルゼンチンは日本の7.5倍ほどの広大な国土を持つ国です。
たくさんの見どころがあるのですが、なかなか情報が少なく、
どこを観光すればいいのかわからないことばかりですよね。
日本の観光代理店でもなかなか扱いが少なかったり、ほかの国と一緒に、
しかも日本人同士の団体はあんまり好きじゃないから避けたい場合も
あるとは思います。
それをチョイチョイと解決していきたいと思います♪
アルゼンチンでの一般的な観光スポットといえば、
イグアスの滝、首都ブエノスアイレス、
ペリトモレノ氷河
の3つなんです。
この3つさえおさえればアルゼンチンに行ってきたことはバッチリです!
それぞれの魅力と注意どころをチェックしましょう。
首都ブエノスアイレス
アルゼンチンの首都であるブエノスアイレスは文化・経済・政治の中心地でもあります。
ここではアルゼンチン文化でもあるタンゴを始めとして多くの文化体験や観光スポットがあります。
ブエノスアイレスの観光スポットは本当にたくさんあるのでこちらも参考に。
また首都ブエノスアイレスはアルゼンチンを観光するには必ず踏み入れるべき、
避けられない場所でもあります。
その理由にアルゼンチン国内線のすべての交通状況は
ブエノスアイレスを中心に網羅しているから
なんです。
なので必ず経由すべき場所がブエノスアイレスとなり、
地方から地方(例えばイグアスの滝からペリトモレノ氷河)への直行便はない
と思っていたほうが賢明です。
イグアスの滝
世界三大瀑布のひとつでもあるイグアスの滝。
アルゼンチンの北部にあるミシオネス州に位置し、
アルゼンチン、ブラジル、パラグアイの3国国境地点に位置します。
世界三大瀑布(せかいさんだいばくふ)とは、主に日本において使用される用語であり、世界で特に有名な3つの滝を意味する。一般的に南アメリカ大陸のアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝、アフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝、北アメリカ大陸のアメリカ合衆国とカナダにまたがるナイアガラの滝の3つの滝を指す。いずれの滝も2国間にまたがっていることが特徴であり、国境の役割も果たしている。
アルゼンチンに行くならイグアスの滝行かないとでしょ!
アルゼンチン側とブラジル側の
2つのサイドからイグアスの滝を観光することができますが、
ブラジル側にはビザが必要です。
当日で登録できなく、最低1週間ほど時間が必要だとか。
なのでブラジル側も行く場合はブラジルビザ取得をお忘れなく!
ちなみにこんな風に滝の印象も変わってきます。
また、アルゼンチン側のほうがアクティビティが多く、
楽しめる要素も多くあるので個人的にはわざわざアルゼンチンしかいないのに、
ブラジルビザまで取っていくほどではないなー…という感じです。
こちらの会社1社が主催してアクティビティを行っています。
どこの旅行代理店でも値段は様々ですが、同じ会社ですのでよく吟味してください(笑)
Iguazu Jungle. Excursiones Náuticas en el Parque Nacional Iguazú, Argentina
個人的にはボートツアー本当にお勧めです。
しかし滝つぼに迫るので雨合羽だけだとずぶ濡れになります。
変えの服か、下に水着を着ていくことをお勧めします。
(バックなどの手荷物は専用の防水袋を貸してくれますのでそこに入れてください)
濡れないほうがありえない!!!
行くのは真夏!あっつーい時期に行くのがおすすめ!
濡れてもすぐ乾きます!暑ければ滝の近くに行ってずぶ濡れになり、
日陰もひんやりでおすすめですよ。
ペリトモレノ氷河
アルゼンチン南部に位置するサンタクルス州エル・カラファテ市に
ペリトモレノ氷河があります。
ペリトモレノ氷河はロス・グラシアレス国立公園(氷河国立公園)にあるいくつかある氷河のうちのひとつ。
ここの上をトレッキングするツアーが一番人気。
人数制限があるので当日申し込むより、事前に代理店か個人でこちらの会社に
申し込む方がいいかなとおもいます。
Hielo y Aventura. Trekking y Navegacion en el Glaciar Perito Moreno
氷河の上をアイゼンという歯のついたものをつけてトレッキング、
終わった後はウイスキーを氷河の氷をそのまま使ってオン・ザ・ロック!
そのほか観光スポット
有名どころのイグアス、ペリトモレノですが、それ以外のおすすめ観光スポットがまだまだたくさんあります。
サルタとフフイなどの北西部
サルタやフフイには多くの観光スポットがあります。
ただ何となく知っている…って場所ってこんな場所だったりしませんか?
アルゼンチンの北西部はペルーやボリビアに近いため多くのインカ文明の文化が残っている場所でもあります。
もちろん、人もブエノスアイレスとはちょっと違う、インディオな感じ。
またそれがサルタ・フフイ地域の魅力でもあります。
例えば雲の上の列車
あの世界遺産のウマワカ渓谷などの遺跡系が多いのも有名。
そのほかにもアルゼンチン最大の塩湖Salinas Grandesサリーナス・グランデス
プレ・インカの遺跡であるキルメス遺跡
1999年に発券された保存状態のいい約500年前のミイラが見れる
サルタの考古学博物館
また「悪魔の喉仏」と呼ばれるカファジャテ渓谷など
見どころがたくさんで一回では見尽くすことができません!
コルドバ
アルゼンチンの第二の都市であるコルドバはブエノスアイレスよりも歴史が長い。
1613年にできたアルゼンチン初の大学があるのもコルドバ、
植民地時代にキリスト教布教のために設立したイエズス会管区など
歴史的な名残が多いのも特徴だが、
やはり大学があるおかげで若々しさも同様に持ち合わせている都市でもある。
ブエノスアイレス同様に文化や歴史のあるものが多く、
博物館好きにはもってこいの都市でもあるかな。
個人的には妊娠中のマリアや、黒人奴隷を保護する宣教師像に関してかなりインパクトを受けましたね。。。
そんな不思議のあるコルドバ。
郊外にはエスタンシア(農園)もあるのでぜひ足を延ばしたい。
そしてチェ・ゲバラの育ちの家まで。
そして何といってもフォルクローレの街、コスキンもコルドバ。
コスキンまでは電車があるのでゆっくり山を電車で上るのもいいぞー
メンドーサ
メンドーサに関してはなんたって、アルゼンチンワインで有名でしょう!
毎年3月にはワイン祭なども行われる生粋のアルゼンチンワイン産地でもある。
ちなみに世界の歩き方を読むと、ワイン生産量は世界で5番目だそう。すごい!
そんなメンドーサではボデガ(ワイナリー)巡りが一番のアクティビティ。
だいたいはボデガ巡りを目当てにメンドーサに観光する人がほとんど。
それだけではなく、あのアコンカグアもメンドーサにあるんです。
登山好きには外せない場所ですね!
アルゼンチン・パタゴニア
アルゼンチンのパタゴニアは「風が強い」で有名。
あまりにも強いので木が斜めに生えていることもかなり知られているかと思います。
そんなパタゴニアは観光地の宝庫。
一番のスポットはペリトモレノ氷河でしょう。
だからといってパタゴニアの魅力は氷河だけではありません。
世界遺産の手の洞窟や化石の森と呼ばれる保護区があり多くの化石を観察することもできます。
あのアウトドアブランドのパタゴニアのマークにあるモデルの山は
エル・チャルテンにあるフィッツロイ山でもあります。
チリと共有して多くの国立公園があり、
パイネ国立公園やマーブルカテドラルなども観光することができます。
(チリにはビザは日本人は必要ないので自由に観光できますよ)
もっと南へ行けば世界最南端の街ウシュアイアへ行くことができ、
南極まで観光することができます。
(南極へは自然保護のためにいくつか日本政府などへ手続きが必要)
アルゼンチンにはおおくのユネスコ世界自然遺産があります。
ぜひこちらの過去記事も参考にしてくださいね♪
無理難題!こんなプランはアルゼンチンではできません!
そんな中、私が観光代理店で働いている中でいくつか
「ちょっと、これは無理だぁ~」な観光プランがありましたので紹介します。
無理難題!プランその1:超弾丸旅行
超最短時間でアルゼンチンの主要観光への旅行がしたい!
イグアス1泊、エル・カラファテ1泊プラン、ブエノスアイレスへ行きたい!
もちろん観光ツアー含めてね☆
問題1:飛行機がない…!!!!
最初にご紹介した通り、まずイグアスからエル・カラファテまでの直行便フライトがないのです。
そうすると一通りの移動は1日がかり。
どこかしらでもう1泊してから、
イグアスからだと早朝8時のフライトでブエノスアイレスまたはコルドバでの
乗り継ぎをして16時ごろに目的地エル・カラファテへ…
その日はエル・カラファテ市内(結構小さいです)をお客様ご自身で観光していただく必要があります…
そして翌日…アクティビティツアーに参加するプランが最短プラン。
途中でブエノスアイレスで観光するから、とのアイデアでも
エル・カラファテからまたはイグアスから日本への国際便(隣国へはあるかも)は
ほぼないですのでまた一度ブエノスアイレスへ戻ってただく必要がありますよ!
アルゼンチンの国土の広さ、飛行機などの交通の不便を侮るなかれ。
問題2:ツアーに参加する時間がないぞ!!
イグアスに関しては両側(アルゼンチン・ブラジル側)を
プライベートツアーだったら、1日または最短半日で観光することは可能です。
プライベートツアーだったらですよ、奥さん。
グループツアーだったら無理です。はい。
でもイグアスの滝は特にアルゼンチン側は広いし、
あの亜熱帯地域の雰囲気は個人的にはずっと味わいたいものなので、
それぞれの側に1日、合計2日で行くのがお勧め。
折角遠くまで来たのに弾丸は…。
そして何が問題って、エル・カラファテですよ。
誰ですか、ペリトモレノ氷河ミニトレッキングツアーに参加したいけど、
その日のうちにブエノスアイレス戻れるよねーいうやつ!
どうぞ、プライベート送迎で。(高額ツアー決定)
エル・カラファテでの観光はあまりプライベートプランが少ないです。
なぜなら、エル・カラファテやウシュアイア方面の最南端あたりの街は
物資が届かないために物価がかなり高い!!!
すべての料金が高い(グループツアーも然り)のでプライベートプランで
観光なんかした日には…いくらかかることやら。
プライベートでツアーに参加するよりも1日余計に滞在してください。(切実)
ちなみにペリトモレノ氷河のミニトレッキングツアーは終日ツアー。
だいたい6時~7時ごろにホテルにピックアップ。
終わるのも夜の7時・8時ぐらいになることも。
そんな中空港へ行きます!なんていわれて、遅延や早めに出発しちゃったよーなんて
フライトトラブルが多々あるアルゼンチンでは
現地の旅行代理店は責任を負うことはできません。
できるらしいですが、お客様ご自身の判断で、と断る代理店ばかりです。
無理のない旅行を心がけましょう。
無理難題!プランその2:連休のご旅行
アルゼンチンの連休はほぼほぼ国民全員がお休みの日です。
みんなが旅行に行くのに
あなた(外国人)もアルゼンチン人が行くところに行くのですか?
混雑必須=ホテルも飛行機も空席無し!
まだイグアスやエル・カラファテなら大丈夫ですけど、
バルデス半島やバリローチェなどの地方観光地なんか特に
ホテルは最低宿泊日数を提示してくるので
その日数宿泊できなければまずホテルはありません…!
代理店は必死に探しますよ、もちろん。
でも考えて居ることはアルゼンチン人やそのほか近隣諸国も同じこと。
承知の上で代理店にお願いすれば心の準備も…
もちろん、フライトは1日1便の場所もある…
安く行けるはずがばかみたいに高額になることもあり得ます。
全部ではありませんが、やはり現地の状況を把握せず、
ジャパニーズスタンダードで求めていただいても
対応したくても対応できない場合がほとんど。
現地代理店だからこその難題もたくさんです。
これらを知った上で見積り依頼・旅行計画してみてはいかがでしょうか。