ElMundoPequeño

Un mundo pequeño

20代ゆとりが8年越しにアルゼンチン移住し赤裸々に綴る。本当に世界は小さい。

アルゼンチンでの語学留学の予算ってどんな?

Hola!

 

Twitterの質問にアルゼンチンでの語学留学、どのくらいの予算が必要?ときたので、ぜひブログにて紹介しようと思います。

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語学留学先の学費

 

まず、語学留学で必要な学費ですね。

もちろん、ピンからキリまであります。

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まずは簡単な、一般的な語学学校での留学は下記の学校を参考にしてみます。

基本的な語学学校はだいたい一ヶ月よりも、一週間いくらという表示が多いですね。


Academia Buenos Aires

https://www.academiabuenosaires.com/

ここでは様々なスペイン語コースがあるようですね。

一般的なコースだと集中コース(Intensive)でビギナーからレベル8まで別であるようです。
1つのレベル終了は2週間、一日4クラス、クラス毎55分間だそうです。

学費は1週間215ドルです。

また、セメスターコース(6ヶ月コース)も同様ですね。
学費は1週間200ドル。



またほかの学校だと

1から12週目までは週340ドル、13週以降から週315ドルですね。

https://www.donquijote.org/es/

 

https://vosbuenosaires.com/es/

集中クラス8週間で1660ドル
レギュラークラスで8週間740ドル

 

https://vamospanish.com/es/

週2時間コース 週205ドル

10週以上から 週184.50ドル



もちろん国費大学の語学クラスに通えば無料で勉強することができますが、書類提出など現地語(スペイン語)ができない状況での申し込みはかなり難しいところです。
それに加えてあまり情報もないのでおすすめできません。

 

http://www.idiomas.filo.uba.ar/espa%C3%B1ol-para-extranjeros

 

こちらアルゼンチンブエノスアイレス国立大学の言語学部で行われている授業です。
次の申し込みは8月だそうです。

 

上記の情報をまとめてみると、
大体一週間あたりの学費は

200ドルから350ドルぐらいがめあす

でしょうか。
上記の情報以外に最初の入学費(大体30ドル)があるので
多めにみて250ドルと仮定しましょう。



生活費

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生活費です。
まずは住居について見ていきましょう。

いくつかの学校ではホストファミリーを紹介してくれたり、寮や個人のアパートを探してくれるところもあるようです。

 

https://www.academiabuenosaires.com/

ホストファミリー個人部屋利用(朝食込み) 240ドル
ホストファミリー個人部屋利用(朝食+夕食)  295ドル

シェアハウス 210ドル

シェアハウス(ダブルルーム) 320ドル

アパート賃貸 1000ドルから2000ドル

 

https://www.donquijote.org/es/

では学生寮(食事なし)、週330ドル
ホストファミリー(朝食込み、ダブルルーム) 週240ドル
ホストファミリー(朝食、プライベートルーム) 週295ドル
ホストファミリー(寮風?個人部屋)385ドル

 

https://vamospanish.com/es/

ホストファミリー 食事つき 週315ドル

ホストファミリー 食事なし 週210ドル

 

大体一週間250ドルからでしょうか。

 

また1ドル45ペソで換算すると、

そのほか食費などペソで支払う内容は下記のようになると思います。

 

食費

自炊をするのであれば、
月2000ペソ前後で十分かと思います。

すると44ドルほどでしょうか。

 

交際費

週に2回、週末外食の予定があるのであれば、

1回につき1000ペソ前後が外食費

2000ペソx4回で8000ペソ

88ドルになりますね。

 

光熱費

もし、ホストファミリーや寮であれば折半かと思いますが、
大体私が住んでいる賃貸をベースにすると、月々
ガス=500ペソ=11ドル

水=500ペソ=11ドル

電気=600ペソ=13ドル

インターネット代=1000ペソ=22ドル

電話代(クレジット利用を仮定)200ペソ=7ドル

合計 64ドル

 

交通費

地下鉄一回利用で21ペソ=0.5ドル

1日2回利用で毎月1302ペソ=29ドル

 

ビザがなければウルグアイに観光ビザの更新が必要

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語学留学でビザが下りるのはなかなか聞きません。

しかしそこはアルゼンチン、その部分はかなりゆるいので1年ぐらいの語学留学でしたら、3ヶ月に1度アルゼンチンを出国、ウルグアイにビザ更新をする必要があります。

 

一番近い町、コロニア・デ・サクラメントまで

日帰りでBusquebusにて行くと
1500ペソから、33ドルの出費が3ヶ月に1度あります。
現地での食費なども考えて
1000ペソ=22ドル余分に持っていくのもいいかもしれませんね。

 

結局一ヶ月の予算はいくら?

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学校代 250ドルx4週=1000ドル

住居代 250ドルx4週=1000ドル

交通費 29ドル

食費 44ドル

(光熱費 64ドル)

交際費 88ドル

 

合計 2161ドル (2225ドル)
1ドル110円で換算すると 237.710円(244.750円)ですね。

 

で、一年仕事しないで、ブエノスアイレス内で語学留学をするのであれば、
237.710円x12ヶ月 (冬休みなどの期間も語学学校に通っている状況での計算)

=2,852.520円
+ビザ代(ウルグアイへの逃亡費)は24.200円 (55ドルx最大4回=220ドル)


=2,286.720円

 

もし、冬休みや、バケーションに近隣周辺を旅行したいとか、
どこかへ行きたいと思ったら余分なお金は必要になりますよ!

 

もちろん、語学学校の質や、ステイ先で料金も前後します。

あくまでも予算、参考としてみてくださいね。

 

交通費や食費などはアルゼンチンのインフレの影響ですぐ変わることがあります。

参考程度にご参照ください。

 

ちゃおー!



今のブエノスアイレスの現状

Hola!

ずいぶん前から更新を止めていたのは新しい仕事に就て、

ちょっと忙しく更新が止まっていました。。。。

すいません。

Twitterでは時間がある時につぶやいたりしているのでぜひ、

覗いてみてください♩

 

最近のブエノスアイレスの状況について軽く日記に残したいな。。。と思います。

少し暗いです。

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つい最近、ドルが1ドル47ペソまで値上げ。
おかげで今年中には50ペソになると思う。

インフレはすでに今年1月から考えても60%は上がっている状況に対して、
お給料は15%上がるらしいけど、いつになるのかわからない。

新しい職場はその分考慮しているようで4月に値上げを先を見込んでしてくれましたが、
そんな対応がないと本当に生活するのも大変です。

 

最近は本当に路上生活をしている人たちが増えました。

それに加えてベネズエラから逃れてきた人たちも。

いままでなんとか生活してきた人たちはもうこのインフレで
家を失った人たちばかりだと思います。

近くの地下鉄駅近くの商店街には屋根があるのですが、
いままで誰もいなかったのに、ここ3ヶ月で1つの家族が野宿している様子が。。。

なんとも言えないです。

彼らは家が今まであって、生活もできただろうに。

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平日の朝、

仕事に向かう道で

ゴミ箱のコンテナがあります。

秋の朝の薄暗い道でゴミ箱からいろいろ音が聞こえる。

何だろうと思うとそこに20代から30代ぐらいの男性5人が

ゴミ箱のコンテナに手や体を入れて食べ物を探していた。

その姿はまるで野良犬や野良ねずみのようで、

それが人間だって、理解するまでに時間がかかりました。

不覚にも「私に声をかけないで」なんて思いながら横を通り過ぎた。

本当にショックなことでした。

それ以上に自分が「私に声をかけないで」と思ったことにも罪悪感。

 

ある日はフロリダ通りを歩くと1ブロックに3組の家族が

物乞いをしていた。

そこにはユニセフのジャケットをきた20代の若いボランティア?が

アンケートを通り人に取っていた。

その内容はきっとアフリカ。

見なくてもわかる。

そこの看板に黒人の小さな子供の貧しそうな顔をしたパネルが飾ってある。

でもその横にいるのはぼろぼろの服をきた小さな女の子。

まだお母さんのおっぱいを飲んでいる赤ちゃん。

靴の入っていたダンボールをどこかで手に入れて、そこにお金を入れてもらっていた。

怒りしかなかった。

若いボランティアの彼らは何を思ってそこでアンケートを集めたのだろうか。

一人の青年が私に

「1分だけ時間はありますか?」と聞いてくる、

私はどうしようと思った。

彼に見せつけでもいいから100ペソを手に持って彼女らにお金をあげるべきか。

でもそんなお金すら私にとっても大きい。

でも私は本当にcagonaだから、結局

「時間はありません。」と答えてその場を離れた。

100ペソをあげられずに。

そんなフロリダ通りはブラジル人をはじめとする外国人観光客が本当に増えて、

両手にたくさんの紙袋を持って通りを占領していた。

彼らはよっぽど路上生活や物乞いを見ている様子でなんとも思っていないと思う。

寧ろ、どう扱うのかよく知っている。

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あまりのインフレの状況が悪いので、
アルゼンチン国内の政権思考も変わってきました。

今まではばら撒き政権の貧しい人に厚く支援した政権を嫌悪した人たちが
現大統領に投票したらしいのですが、
これだけの不経済で、前の政権の方がよかったと後悔する人も。

アルゼンチンはまたポピュリズムに戻りそうな。。。

それでも前大統領がただ単に嫌いだという人は一定層いるとは思うので
本当にまたポピュリズムに戻るのかな。。。

 

そんな中、ブエノスアイレスであった国際本の祭典では
全大統領の本が出版されたので彼女のスピーチがあった。

そこにはたくさんの人が彼女のスピーチを聞きに来ていた。

祭典内の特設ステージに併設された100席の聴衆席は有名人と政治家ばかり。

野外には大きな野外画面が設置され、

アルゼンチン国内ほぼ全てのテレビ番組は彼女のスピーチを生中継。

祭典近くの大通りは彼女を支持する人たちで溢れた。

しかも小雨が降る中。

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https://www.infobae.com/politica/2019/05/09/bajo-la-lluvia-crece-la-expectativa-por-la-presentacion-del-libro-de-cristina-kirchner-en-la-feria-del-libro/

 

どれだけの人がこの人のスピーチを待っていたのだろうか。

雨が降っても、濡れても、寒くても、夜でも、

彼女の話を聞き入っていた。

考えさせられた。 

これだけ影響力のある人が存在するのだろうか、と。

彼女は言った

Tratar de comprender, de entender, para después resolver. Es imposible resolver bien si no se entiende, si no se comprende, la magnitud, la densidad y la profundidad de los problemas.

「問題を解決するための理解する努力、認識する努力をすること。
もしその問題の深刻さ、重要性、規模を
しっかり理解・認識しなければ解決することは不可能なのだから。」

 

この言葉は今のアルゼンチンだけではなくって、

人種差別、性差別、戦争、異文化など

世界で起きている全てのことに言えるんじゃないのかな。

 

 

 

そしていつものようにランチに社外へ出ていた時、

前から物乞いの若そうな男性が近寄ってきた。

私の同僚は「お金をください」といおうとした物乞いを

「ない」と一言で切ってしまった。

そして「まだアルゼンチン化してないね」と私に言った。

 

物乞いをした彼の背中は丸まっていて、

下を向いたまま、

大通りへ向かっていった。

 

唯一アルゼンチンで変わらないのは

あの綺麗な朝焼けだけだと思う。

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もっと写真を撮るようにしよう。

アルゼンチンでのチップ制度について

 

Hola!

Twitterにて各国のチップ制度などが話題になっていますね。

日本人はケチだって思われているですって?!

知らない人もいるだろうに。。。

 

現地日本食レストランでの経験と

実際に自分がどのくらいチップを出しているのかなど、

伝えていきたいと思います!

 

ちなみに私はとにかくチップは10%派ですので、
めちゃくちゃ10%払ってください、なブログになっていますが、
チップ文化は必ず10%払わないといけない義務ではありません。

 

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だいたいなぜケチだって思われる?

 

私の推測ではあるのですが、日本ではチップ文化が存在しないせいもありますよね。

また、各国によってチップの適正料金が違かったり・・・多くの国へ行くとなるとわからなくなってしまいますよね。

 

また、よくあるのが、観光ガイドや送迎運転手(プライベートの場合などは特に)チップ代が必要だと思わない場合があると思います。

本当に為になった、親切にしてくれた!と感じたなら観光代金の5%ぐらいをあげるのも敬意を示すアクションになります。

チップはどこで払うべき?

 

一般的にアルゼンチンでは

  • レストラン(ウエイター)
  • ホテル(ベルマン等)
  • デリバリー
  • タクシー
  • 観光ガイドや送迎運転手
  • 空港(スーツケースや足の不自由でお手伝いをしてもらった時)

にチップ代を支払う習慣があります。

 

特にレストランやホテルでは支払いの習慣が強いです。

 

一般的には全体の10%

 

アルゼンチンレストランでは一般的には

食事した金額の10%をチップとして出します。

もちろん義務ではありません。

 

しかし、サービスの具合でそのチップ代は前後することもあります。

 

なので1000ペソ分の食事をしたら100ペソをテーブル、またはウエイター(スペイン語でMozoモソ)に渡します。

 

もし、屋外や混雑して席を開けたらすぐ他のお客さんが入るような状況であれば

ウエイターに直接渡してあげるのが親切ですね。

 

100ペソではなくても80ペソでも50ペソでもいいです。

しかし一般的にば10%である100ペソが一番適切なチップ代になります。

 

特に、観光客相手で一生懸命相手を理解しようと努力している姿、
テキパキとした接客をしてくれたのならちゃんと10%を出してあげた方も
「お、日本人はやっぱりいいな」と思ってくれます。

 

現金でしたら、おつり分を10%分にして渡すとスマートです。

おつりがほしい場合はおつりが来るまで待つ。。。なんて感じですね。

クレジットカードやデビットは別途現金で、という方法をよく見ます。

 

小銭はチップにしない方がいいかも・・・

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現在アルゼンチンには1ペソ、2ペソ、5ペソの小銭があります。(2019年5月現在)
私自身の経験上相手に失礼だと思うので小銭はできるだけ出さないようにしています。

 

ルールではありませんし、「絶対駄目!」と言うことではないですが、それらの小銭はチップとして出さないのが相手への敬意になると思っています。

 

レシートにチップ代がすでに含まれている

 

たまに、レストランなどのお食事分の領収書や請求書にあらかじめチップ代が含まれている場合がありますが、その場合は自分の思うチップ代でかまいません。

 

含まれている料金は基本10%だと思いますが、それ以上だったりした場合は自分がこのぐらいチップで出せると思う金額のチップを置いてあげればいいです。

無理に領収書などに書かれているチップを払う必要はありません。

 

チップはウエイターたちのお給料でもある

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普通は平均的なお給料は手取りで約25.000ペソが一般的です。

一方でウエイターの給料は約16.000ペソが一般的な中、

チップ代は案外給料の少ないウエイターの大きな臨時収入になります。

なのでサービスがちゃんとしていればしっかり10%出しておくことをおすすめします。

 

でもやっぱり10%は多い。。。

そう思う方もいるとは思います。

今アルゼンチンでも多くの人がチップを出すのに躊躇していることもあるのです。

(経済不況のこともあって今は本当に難しい時期ですね。。。)

 

それこそ私が日本食レストランで働いていた時は、

小銭だけとか、

5%すら出してくれないとか、

寧ろチップなし!

なんてこともありました。

 

やっぱりそうなるとモチベーションめちゃくちゃ下がります!

なのでやっぱりサービスの質を考えると10%出して損はないとは思います。

むしろ、10%で多いと感じるのであればお気持ちだけでも置いていただけたら。。。って思います。

 

 

ちょっと体験談

 

それこそ私は日本食レストランでウエイトレスをしたことがあります。

そこではアルゼンチン人をはじめ、日本人も多くいらっしゃいました。

そこでは観光でアルゼンチンにいらっしゃった日本人の方に出会いました。

初めてのアルゼンチンだそうで、それでも日本食が食べたくレストランへ来たとのこと。

ただお食事が来られる前から

「アルゼンチンにはチップ制度があるの?」

「どのくらい出せばいいの?」

「なんで料金に含まれていないのかな?面倒だね。。。」

などなど。。。

その国にはその国の文化風習があるので私がお答えすることもできず。。。

しまいには

「10%?10%だといくらになるの?」

なんて。。。

私はウエイトレスで受け取る側、

日本食レストランで日本人として働いている以上

「絶対10%!!!」なんて言えません。。。。

その時は対応に困りましたね。。。

 

と、最後は愚痴になってしまいましたが、

アルゼンチンのチップ制はこのようになっています!

ぜひアルゼンチンでの旅行情報として活用いただけたらとおもいます!