ElMundoPequeño

Un mundo pequeño

20代ゆとりが8年越しにアルゼンチン移住し赤裸々に綴る。本当に世界は小さい。

アルゼンチンの経済感覚

Hola!

いやー、困った。

現地で働いて、ペソで収入を得ていると、ペソ安・インフレが始まると本当に困る。

 

私がアルゼンチンに移住を決めて早半年。

2017年11月は1ドル17ペソほどだったのが、半年で25.3ペソへ。

8ペソも上昇している。

だいたい、15ペソほどでキシリッシュのような飴が8個買える。

ほぼ100円以下だけど、

アルゼンチン人の平均月給っていくらか知ってます?

ふつうは20000ペソ(2万ペソ)です。日本円にして87200円ほど。

でも、1ドル17ペソの時は日本円にして128000円ほど。

41000円もの差額があるのは、どうしてだろう。

 

日本語教師をしていると聞かれる、

「日本の生活はどんなものですか」

アルバイト、パート、正社員 の月収や、東京に住んだら、このくらいと見せる。

正社員で手取り18万だったら、毎月の家賃や光熱費、食費を引いて手元に貯金ができて2,3万くらい?

「えー、案外少ないのかな?」って意見が多い。

でも、日本は安定して貯金ができる。

インフレもアルゼンチンみたいにバカほどない。

毎月2万ためれば、一か月で24万、アルゼンチンと日本を旅行できます。

でもアルゼンチンだったら?

まずは、2万ほど貯金ができても、今のインフレ・ペソ安だと

2万円は約1万円ほどの価値しかなくなる。

例えば、2万円でソニーのパソコンが買えたとしても、半年後には4万円ほどになる。

だからアルゼンチンの人はみんな口々に

「(ペソで)貯金をしたって無駄。今日の値段は明日別の値段になっている。

だから、今を楽しめばいい。好きなものを買えばいい。

お金が無くなったら、それを売ればいい。ペソが余ればドルに換えればいい」

 

今はわかるけど、昔は信じられなかったなぁ。

貯金することがすべてと刷り込みされた私にとって、この状況を2年と半年を費やしてやっと少しわかってきたと思う。

 

そんなのがアルゼンチン。

 

今日はフロリダ通りでかわいい、ブーツ発見。

冬物が少ないからとにかく、買わないと。

だから今日のうちに買うつもり。

たしか、2か月前は200ペソほど安かったはず。

でも今は200ペソもほとんど変わらないけどね。

 

ドルが30ペソになる前に少しでもペソをドルに換えたい。

衣料品を買うか、ドルを買うか。

 

値上げしたと思った地下鉄が7.50ペソに戻っていた。

そんな満員電車の中で旦那に聞いてみた。

「衣類買ったら、こういうのってあんまり売れないじゃん。

なんかあったときに売って、お金になるのはドルだよね。」

「今、必要なのを買えばいいいじゃん。ほしいなら、買ってもいいんじゃないか?

心配するのはその時が来てからで大丈夫。」

「ふーん」